大学院生になって、もうすぐ1年。出願したときは自分の考えがどうまとまって行くのか、皆目見当もつかなかった。研究計画書を2次試験までに何度も提出したけど、拙いものだったはず。
「かたにハマった研究など、私はしてはいけないと思っています」って、2次試験のときに言ったのが決め手で合格しちゃったんじゃないかしらん。
手探り状態から1年近くかかって、ようやく研究の方向性が見えてきたかな。文献を読むとか、あれこれ思考するのは大好きだし、直感は大事にしてるから、自分のことだけど今後の研究にワクワクしてる。
ただ、『発表』ってのが大の苦手。私、大人になってからクラシックバレエを10年くらい習ってたんだけど、「大人の方は発表会に出なくても良いですよ」の先生の言葉で入会したの。
だから、ゼミで中間発表の番になると前日から腹痛よ。当日なんかはソワソワしてるし、何度もトイレに行くし。我ながら情けない。
でも発表後の達成感は、ちょっと良いのよね。「とりあえず乗り越えたぞ、私！」って、心の中で叫んじゃう。
次の発表のときには、2年生になってるんだ。その前に課題提出と、教授との面談があるんだけどね。まぁ、マイペースで、3、4年居座ってもいいぐらいで頑張りますわぁ。
